After concluding
SATANIC CARNIVAL 2024
記念すべき10回目のSATANIC CARNIVAL 2024が概ね無事に終えることができました。残念ながら、少なからず怪我をした方がいました。その中には、イベントを最後まで楽しめなかった方もおり、これが一番悲しいことでした。ただし、大事に至った方はいなかったので、なんとかイベントを続けていくことができます。
サタニックを10年(足掛け11年)続けてきたので、少し振り返りながら今思っていることを書きます。
企画を立てたのは2009年でしたが、震災があったり、会場選定に時間が掛かったりで初開催は2014年となりました。初開催の時から「10年続くイベントにする」とスタッフに目標を伝えていました。
実際にやってみて分かったことは、10年続けるというのは、一つひとつの積み重ねでしかないということでした。ただ、同じことを繰り返すだけでは続けられなかったとも思っています。モチベーション迷子になった時期もあって「次はどうするの」と聞かれても「こっちが聞きたいよ!」という気持ちでした。
そんな矢先にコロナ禍に突入したのを覚えています。コロナ禍での開催は「感染者ゼロ」という無理ゲーを実現しなければならない厳しいものでした。ただ、その当時の心は逆境に燃えていました。こういう時にこそ力が湧くというか、願いや目的意識は原動力になると痛感しました。その後コロナ禍が明けたのと同時に幕張メッセに帰ってきて、ハイスタが初出演しました。PIZZA OF DEATHで働く人間としても大きな出来事でした。そして原点回帰から未来へと繋げる想いで今年のサタニックを考えて実行しました。
バンドのため、お客さんのため、シーンのためという基本的な想いはブレません。
さらに言うとメインステージに出演してくれているバンドのイベントに対する理解、サブステージに出演するバンドの想いや野心、出演を目指しているバンドの願い、そしてそれを応援したい、一緒に音楽とその瞬間を謳歌したいキッズの想い、これらをできる限り理解してやりたいと思っています。
さらには私は若いバンドにどうやってチャンスを作るかを常に意識しています。それが新たな可能性を生み、シーン全体が豊かになると考えているからです。私自身も世代間ギャップは感じますが、それでも世代を超えて共感できることがあるとサタニックを通して学んでいます。ハルカミライがこのイベントを背負い、素晴らしいライブで締めくくってくれたことがその証です。
このように目的意識を大切にした上で、
また一つひとつ積み重ねて行きたいと思っています。
もし私と同じようにサタニックが続くこと願ってもらえるなら、先ずはライブハウスシーンを盛り上げてください。
ライブハウスとサタニックは地続きなので。
最後に11年間、本当にありがとうございました。
これからも末永くよろしくお願いします。
I.S.O
P.S.
来年は2DAYSで開催します。